こんにちは、仙台市太白区袋原で美容院を経営している美容師の阿部です。
実は、何を隠そう私自身も小学4年生の頃に不登校を経験しています。(当時は登校拒否児なんて呼ばれていました・・・)
そして今、自分の息子も同じ小学生の時期に不登校になるという・・・。
親御さんのお気持ちが痛いほどわかります。
このページは、「仙台で不登校のお子さんの居場所を探している(特に小学生)」「美容院に行くのもためらってしまう」という親御さんへ、同じ悩みを持つ一人の人間として、私の経験と、当店がお手伝いできることをお伝えするために書きました。
仙台は不登校率最多県。特に小学生の「居場所」がないという現実
2023年度の調査で、宮城県は小中学生の1,000人当たりの不登校の割合が46.7人と、全国最多となりました。
仙台市でも、この数字は他人事ではありません。
2023年度、宮城県内の小中学校における1000人あたりの不登校の児童生徒数は46・7人と、4年ぶりに全国最多となりました。
これは、文部科学省が毎年行っている調査で分かったものです。
それによりますと、2023年度に県内の小中学校で30日以上欠席した不登校の児童生徒の数は、過去最多を記録した前の年度から1652人増え7840人となりました。
これにより1000人あたりの数も10.4人増え46・7人と、4年ぶりに全国の都道府県で最も多くなりました。
小学生の居場所の少なさからくる、親の孤立
我が家もそうですが、小学生の行き場所がないことにやるせない気持ちを抱えています。
私が不登校小学生が気軽に集まれる場所をつくれないかとさえ真剣に考えたくらいで・・・。
正直お休みが少ないためきついなぁということで踏み出せずにいますが・・・。
フリースクールなどを調べても中学生が中心で、自宅以外に行き場がなく孤立していました。
「自信を失ったお子さん(特に小学生)が気軽に集まれる場所が少なすぎる」のが現実ではないでしょうか。
小学校でのつながりも絶たれ、「あとはご家庭でなんとかしてください」と言われているような気分になります。
不安定な子どもを一人にしてはおけないですよね。
結局、仕事を辞めたり、転職せざるを得なくなり、経済的にも困窮していく。
これが、私たちのリアルな現実です。
不登校のお子さん(と親御さん)が抱える外出へのハードル
学校に行っていないという負い目から、子どもは外出を避けるようになります。
遊んでいた友達とも疎遠になる・・・。
かつて楽しんでいた夜のイオンへのクレーンゲームも、外出しなくなりました。
「美容院」という場所の心理的負担
私自身は美容師なので息子の髪は私がカットできるので問題ありません。
もしそうでなければ、美容院に行くことさえ躊躇してしまうのではないでしょうか。
美容院にいけば、「何年生?」「学校楽しい?」なんて、悪意のない会話に心が傷つけられることもあるでしょう。
一方で、保護者も辛い思いを抱えています。
旗当番で「元気に登校する子ども」を見送るのが辛かったり、運動会の時期だなぁなんてやるせない思いを抱いているはずです。
お子さんの髪が伸びても「人目がある場所」だから美容院に行きたくない・・・というお子さんも中にはいるかも知れませんね。
当店が静かな「居場所」になれれば幸いです
同じ悩みを持つ保護者として、当店はただ髪を切る場所ではなく、「安心して息を抜ける静かな空間」を提供したいと考えています。
100%完全貸し切りでお客様同士の接触はゼロ
当店は完全予約の完全貸し切り制です。
他のお客様と同席することは100%ありません。
お子さんはもちろん、親御さんも他人の視線や会話を気にすることなく、静かに過ごしていただけます。
美容師阿部もまた、不登校の経験者です
私自身も不登校の過去があり、そして現在、親としてその渦中にいます。
同じ経験者だからこそ、ただ静かに見守ることができます。
髪のお手入れを通じて、少しでも心と身体がリラックスできる時間を提供できれば幸いです。
情報交換の場に
同じ境遇の方と情報交換できる場になればという思いもあります。
私自身の葛藤と気づき:「何もしないでそっと見守ること」の難しさ
私が不登校だったのは小学4年生の頃。
まさか息子が同じ年代に同じ経験をするとは思いもしませんでしたが・・・。
その時振り返ると両親は「好きなことを黙ってやらせてくれた」「何もいわなかった」「見守ってくれた」ことがありがたかったなぁと感じています。
子供の気持ちに寄り添えてなかった
そんな経験をした私でさえ、息子が不登校になった当初は
- 休み過ぎると復帰するときが辛くなるから・・・
と、できるだけ休まないように、嫌がっても連れていくのが本人のためだと思っていました。
いじめが原因でしたが、「解決したからあとは本人の頑張り次第」「大丈夫だ」と思っていたのです。
特に男親で息子のケースだと「息子に強くあってほしい」という思いもあるからそうなりがちかも知れませんね。
痛い程分かります。
でも?
大丈夫な訳ないんです。
だって問題が解決しても「子供の心は傷ついたまま」だったんですから。
今振り返るとまったく子供の気持ちに寄り添えてなかったんです。
唯一の居場所である家を奪わないで
家にいるとどうしても
- 今はみんな勉強している時間なのだから勉強しなくちゃだめだよ
- 学校いかなくてもいいから勉強はしなさい
こんな風に思って、時に厳しく当たってしまいました。
これが正しいと思っていました。
でもこれは間違いだったのかも知れません。
学校という行き場を失って唯一心を許せる場所が家だからです。
唯一の場所を奪ったら子供はどうなってしまうでしょう。
それこそ私なら死にたくなりますね。
なんでこんなことに気づかなかったんでしょう。
私が不登校の頃は一生懸命プラモをつくっていたそうです。
今息子はpcゲームに夢中です。
子供は自ら動き出す
うちはある施設に週2回通っています。
最初は行くことさえあまり乗り気じゃなかったのですが、将来大学には行きたいという息子。
大学にいくには定期的に同じ場所に通う練習が必要だよねと諭しました。
本人も理解したらしく、週2いくようになりました。
驚いたのは最近、自ら「もう一日いってみる」と言い出したこと。
信じて待ってあげてよかったと思いました。
不登校の親は何もしないことが一番難しい
わが子を愛せばこそ、何かしてあげなくてはと一生懸命になってしまいますよね。
分かります。
ですが、だからこそ「何もしないでそっと見守ること」が大事なのかも知れません。
子供の心の傷が癒えれば、自ら動き出すはずですし、そう心から信じて見守る忍耐を親は試されているのか知れません。
またそうして支えてあげられるのも親だけかも知れません。
この記事が、あなたとお子さんの現状を少しでもよりよい方向に向くお手伝いになれば同じ保護者として嬉しいです。
私がそうだったように「いつか将来振り返った時に、あーあんな時もあったなぁ・・・ずーっとゲームばっかりしてたよね笑」と笑いあえる時が来るはずですよ。
仙台市太白区で安心できる美容室をお探しの親御さんへ
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ご予約の際、「不登校の記事を見ました」とお伝えください。
周りの目を気にせず、ゆっくりとお過ごしいただけるよう最大限の準備をいたします。
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